映画『あした世界が終わるとしても』ネタバレ感想・考察。色々と惜しいアニメ映画・・!
映画『あした世界が終わるとしても』
見てきたのでレビューを書いておく。
映画『あした世界が終わるとしても』とは?
Huluのオリジナルアニメ『ソウタイセカイ』の世界観とその延長線上で起こるドラマを描いた作品である。
『ソウタイセカイ』と本作では主要登場人物5人が同じキャラクターで、そのうちの「狭間真」役と「泉琴莉」役、「ミコ」役は声優も同じである。とくに、ミコが登場するバトルシーンは『ソウタイセカイ』から本作の序盤にそのまま流用されている。
スッタフ・キャスト
原作 - クラフター
監督・脚本 - 櫻木優平
制作 - クラフタースタジオ
製作 - 『あした世界が終わるとしても』製作委員会
主題歌 - 「あした世界が終わるとしても」
挿入歌 - 「ら、のはなし」
狭間 真 - 梶裕貴
泉 琴莉 - 内田真礼
ハザマ ジン - 中島ヨシキ
イズミ コトコ - 千本木彩花
ミコ - 悠木碧
リコ - 水瀬いのり
あらすじ
高校3年生の真(しん)は、幼い頃に母親が突然死して以来、心を閉ざしがちでいる。幼馴染の琴莉(ことり)は、そんな真を見守り続けてきた。ある日、そんな2人がデートしている最中、真の父・源司(げんじ)の突然死の連絡が入る。
再び心を閉ざす真の前にジンと名乗る少年が現れ「お前は俺が守る」と言い、突然剣で襲いかかる少女の襲撃から真を守り2人で逃走する。ジンが言うには、「日本公民共和国」という日本と相対する世界が存在し、二つの世界にはそれぞれ相対する人物がいて、どちらかの世界でその人物が死ぬと、相対するもう片方の人物が突然死する。ジンは真の相対で、真の父の突然死の原因は、日本公民共和国を支配する「公女」コトコの命によりジンの父が処刑されたためだという。そして、ジンが日本に来たのは、コトコの相対である琴莉を殺すためであった。
一方、真たちを逃がした少女は琴莉と出会い「貴女はミコが守ります」と告げる。少女・ミコは知能搭載遠隔人型兵器「マティック」で、琴莉を守るとともにジンの相対である真を殺すためにコトコから遣わされてきたのであった。
(ウィキペディア引用)
映画『あした世界が終わるとしても』感想・考察
率直に言うと微妙でした。
途中で寝そうになった。
Huluでオリジナルアニメを見た時から「ちょっと意味がわからない」と言う感じだったので、それに比べるとだいぶマシではあった。
※以下、映画鑑賞後の感想になりますので未鑑賞の方はネタバレご注意ください。
ツッコミどころしかない脚本
この映画の1番の敗因は脚本である。
既視感のある設定であるものの『相対する世界が存在し、二つの世界にはそれぞれ相対する人物がいて、どちらかの世界でその人物が死ぬと、相対するもう片方の人物が突然死する。』という設定は面白いと思う。
この設定を活かしきれていない脚本はもったいないとしか思えなかった。
まず、「日本公民共和国」が日本を奪おうとしている理由が謎である。
自分たちの生死が相対している人間に握られているのは恐怖だからか、それとも領地が欲しいのか、「日本公民共和国」より日本の方が発展しているように見えたからか。理由は語られていない。
そんなあやふやな感じで突如戦いが始まったのである。全くついていけなかった。
ラストも意味不明であった。
御都合主義でヒロインが復活、黒幕はアッサリ退場など苦笑でしかなく、薄っぺらい脚本としか思えなかった。
ミコとリコが可愛い
脚本は最悪でしたが、作品的にはいい部分もあった。
CGアニメーションが綺麗で大スクリーンで見てよかったと思える映像だった。
「なんで戦ってるんだっけ」というよく分かんない戦いでもやはり大スクリーンで見ると迫力がある。
わたしは綺麗な映像を見るのが好きなため、これだけでもプラス要素になった。
ちなみに『innfinite-fo-ce』『009 RE:CYBORG』『ブブキブランキ』などCGアニメは大好物である。
ただ、CGを受け付けない人が見ればいいところが特にない映画かもしれないですね・・・。
そしてそのCGで描かれたキャラクターたちがとにかく可愛かった。
知能搭載遠隔人型兵器であるミコとリコが特に可愛くて見ていて癒された。
ヒロインの琴莉も正統派で可愛いので萌えアニメ好きな人にもオススメですよ!
まとめ
評価 45点(100点満点中)
申し訳ないけど☆5つ評価だったから2つしかつけれない。
映像が綺麗だったので「金返せ」とまでは言いませんが、よくこれで映画化したな、と。
もう少し脚本をきちんと練って欲しかった。
ただ映像は綺麗なのでCGアニメが好きな人は見てみてください。
あいみょんの主題歌はよかった٩( 'ω' )و